2014/06/29

小布施蔵 Sogga pere et fils NEUF 純米吟醸 生原酒 9号 2013



 Sogga pere et fils  NEUF ヌフ 9号。

7号とともに、和食店に持ち込んで
2本を比較しつつ
和のコース料理に合わせてみた。

7号より9号の方が、
ワインマニア女子2名の総合評価は高かった。
(もちろん料理により、
7号の方があう場合もあるが)

7号同様、冷蔵庫から出したてのはじめの
低温・雪冷え~花冷え(5~10℃)では
テイスティンググラスでも、
香はさほど強くなく、
酸味を少し感じる程度。
温度が上がっても、
香りはおだやかでおちついている。

低温で口にふくむと、
ふんわりやわらかい口当たり。
白砂糖ほどシンプルではなく、
はちみつ程濃くない、
たとえばフルーツ缶のシロップ程度の甘み感。

最初から常温ではなく、
花冷えから、ワイングラスで、
温度の変化とともにあらわれる味わいの
移り変わりを楽しむと面白い。
その温度変化が和食のコースの流れにもあう。

常温に近づくほど、徐々に
全体バランスのよさとポテンシャルを感じる。
常温でもアラが出ず、バランスよい日本酒ほど
完成系に近いのかなと思う。

お造り(道産うにon鯛、一晩熟成まぐろ造り)
は、白身、赤身ともOK。
4種のなすときぬかつぎの冷碗は、
なすのとろみ、里芋のねっとり感と相性よい。
炭焼きとうもろこしの香ばしい甘さにもあう。
鮎のぬめりと、ほろ苦味とも、
美味しく飲み進めた。




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