Sogga pere et fils ソガ ペール エ フィス 1-9号
純米吟醸 無ろ過生原酒
小布施ワイナリーで、ワイン生産ができない冬の3ヶ月間だけ仕込まれる日本酒。
ワインボトルに王冠で、一見、白ワインかスパークリングワインかと思わせる外観。
全て、精米歩合は59%、アルコール分は16%。
酵母違いで1,2,3,4,5,6,7,9号があり
酸度、日本酒度が異なり、味わいに差がでている。
UN ヌメロ アン 1号
吟醸香はそれほど強くなく、マスカットの白ワイン的だが派手さはなく、
日本の果物的な上品で控えめな和の香。
さわやかだが、ヨーグルト香と旨味もある。
3日目:フレッシュさのあとに苦みが残る。
4日目:ハーブ香と甘味。
DEUX ドゥー 2号
香り、ひと口目とも酸が強め。
昔ながらの日本酒の味とはこういう酸味なのかと想像させる。
原料由来の香り、風味は弱く酸味が勝っている。
3日目:強い酸味がまろやかになって、少し飲みやすくなる。
4日目:青リンゴの香。酸味がさらにやわらぎ、おちついたまろみ。苦み残る。
TROIS トロワ 3号
控えめだが、スミレ花のような香りと、かいわれ菜を思わせる苦み。
1号よりも香りは弱め。酸味はかなり弱い方。
舌触りは4号よりもさらりと水のよう。
余韻は長くないが、ピーマンなど野菜の心地よい苦みが残る。
QUATRE キャトル 4号
3号が花の香りなのに対し、4号は木や草の香り。
鼻にぬけるようなミントやハッカ香。
ほのかに米の香も。
さらりと水のような舌触りの3号に対し、白砂糖のような甘いトロミと、最後に苦味。
5日目:香りや酸味が弱まった為か、甘味を強く感じるようになる。
しかしベタつくわけではなく、キレはある。
CINQ サンク 5号
華やかな吟醸香。かいわれ菜的な緑の香。
口にふくむとすぐに、グレープフルーツ的な苦み、酸味、甘味が混在。
後味もまさにグレープフルーツがぴったり。
4日目:香り、苦味と酸味は弱まる。6号よりもフルーツ香りは弱い。
SIX ヌメロ シス 6号
さわやかで甘い吟醸香。鼻にスーッと抜ける感も。
アタックはシュワッと泡と、塩・ミネラリーを感じる。
最後は弱めの酸味でスッキリ。
SEPT セットゥ 7号
あけたては6号同様、シュワッと感あり。
塩麹を思わせる原料由来の香り。
酸味は少なめ、余韻に旨味、後口さっぱり。
6日目:まだシュワッと感あり。
麹香は消え、ミネラル感が残る。
甘味、苦味、酸味ともかなり弱まっているので、食中は水のよう。
NEUF ヌフ 9号
6,7号に比べて、シュワッと感は弱め。
桃を思わせる吟醸香。
舌触りにトロミ。
他のシリーズには感じられなかった、ナッツ的なコクがある。
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