2014/10/13


新政 純米

左のは写真と異なり、
実際カラーは深緑(ヴィリジアン)。



■ヴィリジアンラベル(緑)
原料米 麹:吟の精/掛:美山錦
精米歩合 麹:40%/掛:55%

開けたてはタンジェリンに比べると、
ライチやピーチ的な
夏の果物を思わせる香り。
少しメロン系の青味も感じる。



■クリムゾンラベル(赤)
原料米 麹:吟の精/掛:酒こまち
精米歩合 麹:40%/掛:65%

3つの中で開けたての香りが
一番穏やか。
余韻にうま味が残る割合が
3つの中では一番。
常温に近づくにつれて
一番酸味とうま味を感じた。

ばっ栓3日目でも、
もっとも微炭酸味を感じる。



■タンジェリンラベル(黄)
原料米 酒こまち
精米歩合 麹:40%/掛:65%

開けたては3つの中で最もバナナ的トロピカル香。
余韻ももっとも短め。
常温に近づくにつれて一番辛みを感じた。

■料理・アテ

この日の料理は比べるのに
丁度良い、和洋中1品ずつ。

和:さんまの甘露煮(みりん+砂糖+しょうゆ+酒)
洋:きのこの塩レモン和え(オリーブ油+レモン+黒コショウ)
中:なすの中華蒸し(甘酢+ごま油+豆板醤+しょうゆ)

みごとに3種のお酒であうアテが3つにわかれてベストマッチ。

タンジェリンラベル(黄)→洋
クリムゾンラベル(赤)→和
ヴィリジアンラベル(緑)→中

一番トロピカルなタンジェリンが洋風なのは明らか。
あとは、クリムゾンとヴィリジアンの違いやが
ボトルの口で香りをかいでみると
ヴィリジアンのほうが若干やけど
紹興酒的な風味や、ハッカ的な香りを感じる。
せやから和より中華の印象なんやな。

一番香りがおとなしいクリムゾンが和にあう。

神戸三宮の和食居酒屋さんで
クリムゾンはちらほら見かけるけど、
あとの2つをおめにかかる機会がないのは
和食との相性のせいなんか?
勝手に独りで納得。

2014/10/03





新政 佐藤卯兵衛 ひやおろし
秋田県内限定 純米大吟醸

新政酒造の蔵元が代々受け継ぐ名
「佐藤卯兵衛」を冠する純米大吟醸。
春夏秋冬の年4回リリースの
秋バージョン、ひやおろし。
県外版と県内版の2種類展開。
こちらは県内版の無ろ過原酒。
2014は大好物の美郷錦100%

【香味】
バナナを思わせるトロピカルな吟醸香。
余韻は短い。

【料理・アテ】
普通にいつもの和食と、
飲んでみたんやが
なんかしっくりこーへん。

イタリアンやフレンチのほうがあいそう。
和風でも、純和風でなくて、
オリーブオイル、バター、レモンなど
洋食の要素をいれると相性がよくなるけど
このお酒は、洋が強め、しかも
樽熟シャルドネに合う料理があう。


2014/09/23




島根・出雲の十旭日(じゅうじあさひ)の限定品は
島根の酒米・佐香錦。
蔵はJR出雲市駅近くの商店街のど真ん中。

香味はすっきり爽やか系。
フレッシュな中にもうまみあり、
酸味・苦味はめだたないが、
いわしの天ぷらの頭部分の苦味や、野菜の苦味も
すっきり流してくれた。

京都・鞍馬口のお店で、
いわしと野菜の天ぷら
いちじくと生麩揚げ酢味噌和え
なす田楽豚肉添え
いしる豆腐
などにあわせていただいた。

2014/09/20



【香】
おだやかでおとなしめ。
一息ついたら
すいかを思わせる、爽やか青甘味。

【味】
舌ざわりはさらりとスムーズ。
ほわんとした白砂糖のような甘みのあとに
苦味が結構続く。

冷奴にごま油と塩が結構あう。
ごま油の風味と豆腐のうま甘みが抜群に相性いい。


2014/09/10




純米吟醸、中取り、同スペックで米違いを比較。
同時にこんな比較することなかなかないんで
かなり楽しめた。




酒こまち

3つの中で香りが一番おとなしめ。
雄町のようなパワフル度はないが
落ち着いた甘い香りはある。

とにかく「草の香」青味が強め気味やから、
青味のつよいEVオリーブオイルとめちゃ相性ええ。

味わいは白砂糖的なシンプルな甘みに
少し野菜の苦味をプラスした感じ。
苦味でバランス良くなっている印象。





雄町

山田より見た目は黄色が濃い。

ん?ひとくちめ、結構、、吟醸ではなく、
熟成気味な香味。

いわゆる4タイプ分類だと醇酒寄り。
青い草の香りも感じつつも、
ちょっと濃いめに煮出したダージリンとか
くるみパンのくるみにちょっと残ってるくるみの皮、、
みたいな香ばしさ的な風味も感じる。

ばっ栓4日ぐらいになると、
りんご的な酸味が出てくるので
やはり3日ぐらいで飲み切りたい。





山田錦

3つの中で最も香りが花っぽく、吟醸香が強め。
華やか、というよりは、
フラワー、ユリっぽい香り。

味わいはシンプル。余韻も短め。
やんわり甘い。
3種を同時に味わうんやったら
最初に山田を味わうほうがええ。

ばっ栓4日たっても、
やはり花の香りは消えず。



2014/09/07



表ラベルは純米吟醸
しかし裏ラベルと斜めはりラベルは特別純米。
どっちやねん・・・

美味しければどーでもいいことなんやが
念のため、蔵元さんにきいてみたところ、
特別純米が正解。
ほとんど出荷してへんらしいから、表ラベル間違ったんやな。
それほどの限定醸造、手作りってことやから愛着わく。

【香】
青い香りもするし、レモンやライムの酸味も感じる

【味】
とにかく美味しくてちゃんと味わいを記録する前に飲みきってもた。
記録のために再発注したら売り切れやし。

うんちくに値する強いインパクトはないんやけど
また飲みたいと思わせるパワーと魅力が何かあんねん。
タイプのイケメンとちがうのに、何か毎日気になる・・・的な。
詳しい感想はまた来年。






2014/08/29




白瀑(しらたき)醸造元、山本の超限定試験醸造酒。
コンセプトが「冷やして飲む山廃」。

【香】
一般的な山廃によくある、ヨーグルトや、お餅のような香りはほとんど感じられない。
香りは穏やか。
どちらかというとスダチを思わせるフレッシュな酸の香り。

【味】
とろみというよりはスルスルした舌触りとのど越し。
米や乳製品系や熟成系の味わいも印象にないんやが
なんか奥の方に、軽い甘うまみが残る。
ゴーヤーチャンプルーの仕上げにふんわり炒めた卵ぐらいの甘うま味。
コンセプトどおり燗には向かん。

【今日のアテ】
さんまの塩焼きと、相性がかなりよかった。
さんまには、スダチがなかったので、塩ポン酢をたらして。

吟醸酒のようなさっぱり酸味が、スダチがわりでさんまの苦味や脂っぽさを流してくれて、
吟醸酒にはない、ボリューム感が、さんまのコクある風味にあうんかな。

白瀑(しらたき)醸造元 山本合名会社 

2014/08/24



一度味わうと虜になる美郷錦。

【香】

香りはかなり穏やか。
華やかな香りは一切ない。
花でもなく、甘いフルーツでもなく、かんきつ類でもなく、ミントでもない。
なんや・・・・?
三つ葉でもシソでも貝割れでもない。
爽やかで緑っぽいんやが。あえていうと
スイカとかおだやかな瓜系の青味と甘みがまざった香り。
きゅうりはもうちょい瓜っぽいからちゃうな。
甘苦青味バランス的にスイカが近い。
畑で生えてる時の
スイカのツルのとこみたいな感じ。

子供のころに行った
おばーちゃん家の畑の香りを思い出すな。

農家の子って、実は生まれたときから
味覚の英才教育うけてるんよな。
重要なことや。
漁師さんの子も同じなんやろな。素敵すぎる♪

【味】
一瞬、シュワッと泡感を舌先に感じる。
静かな苦味は、ナスやかぼちゃなどの夏野菜にある苦味に通ずるもんがある。

とにかく病みつきになり
やめられなくなる危険な味わい。

1合で終わるつもりやったのに
1日で3合飲んでもた。

最初の1合は食中に、
あとの2合は、食後にアテ無し。
それだけで満足できる。

なんでやろ。

まず、酸がそんなに強くない。
コーヒーも酸味の強いモカが苦手やからそこで好み。
そしてペトロール感、塩分、甘み、全てにおいて主張せーへんのに旨い。
自分を主張しないけれと、
全てを網羅している和風美人。


【料理】
さんまのお造り+ゆずコショウ+塩ぽんず
なすのバターしょうゆソテー大葉添え

さんまはあえてしょうゆではなく、あっさり塩ポン酢にしてみた。
香りは穏やかやけど、ボディはしっかりしているので
バターしょうゆのコクとうま味があう





近年流行りの夏吟醸。


【香】
吟醸香はおとなしめ。
じっくりゆっくり香っていると、
奥のほうから、グレープフルーツを思わせる酸味と苦味があがってくる。


【味】
最初は、結構苦味が強い。
でもすぐに、苦味が心地よくなる。
夏向きにすっきりさっぱり仕上げにするから、生原酒好きには、夏でも少々物足りん場合も多い。
でもこれは、ちゃんと骨格、うま味のある夏吟や。
余韻も同じ苦味。
珍しく、最初から最後までずーっと苦味がキープされたまま終わる。
それが夏場に心地よい。

【料理】
たことオクラのからし和えを合わせたら絶妙。
粒マスタードの酸味としょうゆのうま塩辛さが、
この苦味に、みょーに馴染む。

【その他】
麹米に山田錦 掛米に酒こまち 55%精米。

秋田県で最小の250石の蔵。
(1石=100升なので、一升瓶が25,000本)




2014/08/21



無ろ過生詰め原酒。
スペックやパッケージから贈答用途が多いはずやが、
自宅の在庫が減ってきたんで、あえてど平日の水曜に開封。

【香】
少しグラスの中で温度があがってきても、吟醸香がめちゃめちゃ強いわけではない。
奥の方にごく淡いライチ香のイメージ。

【味】
とろーんとした舌触りと、甘みが残る。

【その他】
今日のアテは、
豆腐となすとトマトの肉みそ炒め、
きゅうりの酢のもの+大葉+じゃこのっけ、オリーブオイルかけ



2014/08/02





きき猪口にそそぐと結構黄色い。

【香】
濃厚ミルキー。ヨーグルトより、濃い牛乳に近い。
これを飲む前に、秋田の純米大吟醸を飲んだからか、さらに濃厚さを感じる。

【味】
がっつり濃厚やけど、奥の方に爽やかさも少し感じる。
結構オリーブオイルやマヨネーズとも相性ええ。
オイリー感と、がっつり濃厚なうま味があう。

【今日のアテ】
あじとトマトのしょうがオリーブオイルソテー
きゅうりとおからのポテサラ風(甘酢漬けのきゅうり、おからとじゃことマヨネーズ)
湯葉豆腐(塩+オリーブオイル)

【ばっ栓5日後】
ミルキーさよりも少し酸味を強く感じる。





2014/07/21



るみこの酒も有名やけど、
はなぶさは、日本酒にこだわる和食屋さんで最近よく目にするから気になってた。
同じ三重県の森喜酒造場さんやったとは知らずに
今回、神戸の土佐日本酒が美味しい居酒屋さんのイベントに参加。






7号酵母は長野真澄の酵母。
香りはおとなしめなのが特徴。



るみこの酒の、上位ブランド、はなぶさ。
無農薬山田錦






チャレンジ90、通称「チャレキュー」。
(蔵元るみこさんと旦那さんが、そう呼んでいたから、間違いない)
これを醸造するにあたっては、昔のお酒を再現する意味もあるとのこと。





本日のラインナップ。

以下、居酒屋竜馬さん(別名)が
今日の酒会にあわせて作ってくれたお料理。
三重県を意識して、伊勢うどんと、巨大餃子も登場。





きゅうり1本糠漬け、美味しい!




↓ケータイと巨大餃子を比較



かわいらしいるみこさんと旦那さんのタッグが
かなり素敵な蔵元さんでした。


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